英語圏の就活で使う「カバーレター」って何?

「英語の履歴書=レジュメは知ってるけど、Cover Letterって何?」
 「レジュメだけじゃダメなの?」 そんな疑問を持っている方も多いと思います。
※レジュメって何?という方はこちらの記事をご覧ください

今回は、英語圏の就職活動でよく使われる Cover Letter(カバーレター) について、基本から書き方のポイントまでわかりやすく紹介します。

✅ Cover Letterとは?

Cover Letter(カバーレター)は、**応募先企業への「お手紙」**のようなもの。

「私はなぜこの仕事に応募しているのか」「なぜあなたの会社で働きたいのか」「どんな価値を提供できるのか」――そんなことを簡潔に伝える、いわば 自己PRと志望動機をセットにした文書 です。

日本で言えば、「自己PR書」や「志望動機欄」が近いかもしれませんが、カバーレターはそれを ビジネス文書として1枚にまとめた 形式になります。

✅ カバーレターの構成

一般的には、次のような流れで構成されます:

  1. 宛名と挨拶(Greeting)
    “Dear Hiring Manager,” や、名前が分かれば “Dear [Mr./Ms. 名前],” など。

  2. 導入(Introduction)
    どのポジションに応募しているか、どこで見つけたか、簡単な自己紹介。

  3. 本文(Body)
    ・なぜこの会社なのか(企業理解・共感)
    ・なぜこのポジションに自分が合っているか(スキルや経験のマッチ)

  4. 結び(Closing)
    面接への意欲や連絡先への言及、感謝の気持ちなど。

  5. 署名(Signature)
    “Sincerely,” などの締め言葉と、自分の名前。

✅ 書くときのポイント

  • テンプレは使いすぎない
    決まり文句ばかり並ぶと印象に残らない。

  • 企業ごとにカスタマイズ
    企業のビジョン・プロジェクトに触れると効果的。

  • ストーリー性を持たせる
    「なぜ自分がこの道に進み、ここに応募しているのか」を伝える。

  • 長すぎない
    だいたい3〜4段落、A4で1ページ以内が理想。

✅ よくある質問(FAQ)

Q. レジュメだけじゃダメなの?
→ 企業やポジションによってはカバーレターが必須です。特に中小企業や非営利団体、スタートアップでは「熱意」を見られるので重視されます。

Q. 英語が苦手でも出した方がいい?
→ はい。完璧な文法よりも「あなたらしい言葉で書かれていること」が大切。AIツールやネイティブの添削を活用すればOKです。

✍️ おわりに

レジュメが「スペック表」なら、カバーレターは「心のこもったラブレター」。
 企業は、スキルだけでなく、「なぜうちで働きたいのか」「この人と一緒に働きたいか」を見ています。

少し面倒に感じるかもしれませんが、カバーレターは他の応募者と差をつける絶好のチャンス!
 しっかり書いて、あなたの魅力を伝えましょう。

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