実績がなくても、大丈夫。

「カバーレターに書く実績なんてない」と悩む方は多いです。特に新卒の方や、未経験の業種にチャレンジする方にとっては、具体的な数字や成果を挙げるのが難しいと感じるもの。

でも実は、「実績＝結果が出た仕事」だけが評価されるわけではありません。過程・姿勢・学びといった要素も、十分にアピールになります。以下に、「実績がなくても伝わる書き方の裏技」をご紹介します。

たとえば、飲食店のアルバイト経験しかないとしても、「ただ接客をしていました」と書くのではもったいないです。

代わりに、「お客様の年齢層や時間帯に応じて声のトーンや対応を工夫し、常連のお客様に顔を覚えていただいた経験があります」と書けば、主体性や配慮が伝わります。

大切なのは、「自分なりに工夫したこと」「工夫の背景や意図」をしっかり言語化することです。

 
📈 裏技2：「数字」より「変化」や「反応」を描写する

定量的な成果がない場合でも、変化や周囲の反応を伝えることで効果的にアピールできます。

たとえば、「初めての電話応対で緊張していましたが、マニュアルをまとめて自主的に練習を重ねた結果、上司から『対応が丁寧で安心できる』と評価されました」といったように、小さな成長や他人からの声を活かすのがコツです。

実績に自信がない人こそ、「どんな壁があったか」「どう乗り越えようとしたか」を物語として伝えることが効果的です。

たとえば、「新しい業務に苦戦したが、業務後にメモを整理する習慣をつけ、1ヶ月後には後輩の指導も担当できるようになった」といった、前向きな努力と成長の流れを描くと、誠実さが伝わります。

「まだ経験していないこと」でも、それに向けた準備や学習姿勢は十分なアピール材料になります。

たとえば、「Webデザイン業界を志望し、現在は毎日1時間オンライン講座でPhotoshopとFigmaを学習中です。3ヶ月後にはポートフォリオサイトを完成させる予定です」といったように、未来の成果を視野に入れている姿勢を示しましょう。

 
🔄 裏技5：異なる経験を「活かせる強み」として変換する

前職や過去の経験が直接関係なくても、それをどのように「活かせるか」を語ればアピールになります。

たとえば、介護職からIT企業に応募する人であれば、「利用者のニーズを丁寧に聞き取る経験を通じて、ユーザー視点で物事を考える力が身につきました。この力はUXデザインの現場でも活かせると考えています」といった書き方ができます。

実績がないからといって、自分を過小評価する必要はありません。
「派手な結果」ではなく、「丁寧なプロセス」や「前向きな姿勢」を伝えることで、あなたの魅力は必ず伝わります。