英語圏の就活で使うレジュメって何?

 英語圏の就活で使う「レジュメ」って何? 
「英語圏で就職活動するなら、レジュメが必要」とよく聞くけど、そもそも「レジュメ」って何?日本で言う「履歴書」とはどう違うの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、英語圏(アメリカやカナダなど)で使われるレジュメ(Resume)について、基本的なポイントから日本との違いまで、わかりやすく解説します。


✅ 日本の「履歴書」との違い

  • 日本の履歴書
  1. フォーマット:手書き or 定型フォーマット
  2. 写真:基本的に必要
  3. 内容:学歴・職歴・資格が中心
  4. 長さ:A4 1〜2枚程度
  5. 個人情報:生年月日・性別あり
  • 英語圏のレジュメ
  1. フォーマット:自由形式(Word or PDF)
  2. 写真:基本的に不要
  3. 内容:実績やスキルが中心
  4. 長さ:通常は1ページ(長くても2ページ)
  5. 個人情報:生年月日・性別などは省略が一般的

✅ レジュメの基本構成

以下が一般的な構成です:
  1. Contact Information(連絡先)
    氏名、電話番号、メールアドレス、LinkedInのURLなど。
  2. Summary(概要)
    自分の強みや目指す方向を2〜3文で簡潔にまとめる。
  3. Work Experience(職歴)
    企業名、職種、勤務期間、業務内容、成果(できれば数値で)。
  4. Education(学歴)
    大学名、学位、卒業年など。
  5. Skills(スキル)
    ツール・言語・ソフトウェアなど。
  6. Certifications or Awards(資格・受賞歴)
    必要に応じて追加。

✅ レジュメを書くときのポイント

  • 箇条書きで簡潔に
    長い文章よりも、短く要点を押さえる。
  • 成果を数字で表す
    例:「売上を20%アップさせた」「3人のチームをマネジメント」
  • 1ページに収める
    特に新卒・若手の場合は1枚以内が理想。キャリアがある中堅以上は2枚になってもOK。
  • 企業ごとにカスタマイズ
    汎用的なレジュメより、応募企業に合わせた内容にすると◎

✅ 最後に:CV(シーヴィー)との違いは?

イギリスやヨーロッパ圏では、CV(Curriculum Vitae) という言葉も使われますが、これは「より詳細なレジュメ」というイメージで、アカデミック職や研究職などでよく使われます。アメリカでは「CV=研究者向け」「Resume=一般の就活用」と思っておけばOKです。

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