海外ホテルでの就職や英語面接では、業界特有の用語が飛び交います。
ここでは、面接や現場で役立つ10の必須ワードを「意味」と「使い方」付きでご紹介します。
シンプルな単語でも、正確に理解していることで評価がグッと上がりますし、覚えておけば、面接に自信を持って臨めます。
1️⃣ ABVPOR – Average Booking Value Per Available Room
意味:利用可能な客室1室あたりの平均予約金額を示す指標。ホテルの収益性を把握するために使われます。
使い方:
"Our ABVPOR has increased by 8% this quarter, reflecting higher guest spending."
(今期のABVPORは8%上昇し、ゲストの消費額が増加しています。)
2️⃣ ADR – Average Daily Rate
意味:1日あたりの平均客室単価。売上や価格戦略を測る重要なKPI。
使い方:
"By adjusting our pricing strategy, we raised our ADR significantly."
(価格戦略の調整により、ADRを大幅に上げました。)
3️⃣ AGOP – Adjusted Gross Operating Profit
意味:調整後の営業総利益。運営コストや特定経費を除いたホテルの利益を示します。
使い方:
"AGOP is a key measure of the hotel's financial health."
(AGOPはホテルの財務健全性を測る重要指標です。)
4️⃣ ALOS – Average Length of Stay
意味:平均宿泊日数。滞在傾向や販売戦略の改善に利用されます。
使い方:
"Our ALOS increased during the holiday season."
(休暇シーズンにALOSが上昇しました。)
5️⃣ B&B – Bed and Breakfast
意味:宿泊と朝食をセットにした宿泊形態。観光客向けに人気のプラン。
使い方:
"We offer a B&B package for weekend travelers."
(週末旅行者向けにB&Bプランを提供しています。)
6️⃣ BOH – Back of House
意味:ゲストからは見えない、スタッフ専用の作業エリア(キッチン、倉庫など)。
使い方:
"Only staff are allowed in the BOH area."
(BOHエリアはスタッフ専用です。)
7️⃣ BAR – Best Available Rate
意味:その時点で提供可能な最安の宿泊料金。オンライン予約でよく使用されます。
使い方:
"Our website always displays the BAR to attract direct bookings."
(自社サイトでは常にBARを表示して直接予約を促しています。)
8️⃣ BEO – Banquet Event Order
意味:宴会やイベントの詳細を記載した指示書。調理、サービス、設営チームなど全スタッフで共有。
使い方:
"Please review the BEO before the wedding event."
(結婚式の前にBEOを確認してください。)
9️⃣ BKG – Booking
意味:予約のこと。客室、レストラン、イベントなど幅広く使用。
使い方:
"The BKG system is showing full occupancy for next weekend."
(予約システムでは来週末が満室と表示されています。)
🔟 Booking Engine
意味:自社ウェブサイトなどで直接予約を受け付けるためのオンラインシステム。
使い方:
"We upgraded our booking engine to improve user experience."
(ユーザー体験向上のため、予約エンジンをアップグレードしました。)
💡 ポイント:
- 面接では「用語の意味」だけでなく、自分の経験や成果と絡めて使うと印象が強まります。
- 海外ホテルでは、略語で会話が進むことが多いので、耳で聞いても即座に理解できるようにしましょう。
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