「日本語の職務経歴書をそのまま英語に翻訳してレジュメにすればいいよね?」
…実はこれ、カナダ就活でよくある落とし穴です!
この記事では、「翻訳しただけレジュメ」が通用しない理由と、すぐに使える改善策をご紹介します。
🚫 なぜ「翻訳レジュメ」が通用しないのか?
理由①:そもそもレジュメと職務経歴書は別物
日本の職務経歴書は「業務の詳細・経歴を正確に伝える」のが目的。
一方、カナダのレジュメは「あなたが会社にどう貢献できるか」を短時間で伝えるマーケティングツールです。
✅ レジュメは簡潔・成果重視
✅ 職務経歴書は詳細・説明重視
この違いを無視して直訳すると、「読む気にならないレジュメ」が完成してしまいます。
理由②:文化的な「アピールの仕方」が違う
日本:
- 「チームでの貢献」を強調
- 「勤勉さ」や「誠実さ」が重視される
カナダ:
- 「具体的な成果」「スキルの即戦力性」が重視される
- 「自分がどのように貢献したか」を数字で示す
例えば、「丁寧に接客しました」は評価されませんが、「1日平均50人の顧客を効率よく対応し、〇〇%の満足度向上に貢献」といった成果は高評価になります。
理由③:英文特有のフォーマット・キーワード不足
直訳レジュメは、
- 英文特有のアクション動詞が少ない(managed, achieved, improved…)
- 業界用語・カナダ基準のフォーマットが整っていない
- ATS(応募者追跡システム)で読み飛ばされる
という「就活の壁」にぶつかりがちです。
💡 解決策:受かるレジュメに変える3ステップ
1️⃣ 翻訳ではなく「リライト」
日本語の職務経歴書は「素材」として使いましょう。
そのまま訳すのではなく、成果・スキルベースの英文にリライトします。
例:
- ❌ 「営業職で提案活動を担当」
- ✅ 「Consistently exceeded sales targets by 20% through consultative selling strategies」
2️⃣ 数字&具体例を入れる
カナダの採用担当は 「成果」や「影響力」 を重視します。
「何を」 「どうやって」 「どんな効果があったか」を数字・具体例で補強すると一気に説得力がアップします。
3️⃣ 英文レジュメの基本フォーマットを守る
✅ 英語では 1ページ以内 が基本(新卒・バイト・飲食は特に)
✅ Action Verb(行動動詞) を先頭に
✅ 「業務内容」より「成果・貢献」にフォーカス
🌟 まとめ
- 日本語の職務経歴書は「素材」であって、完成形ではない
- 翻訳だけのレジュメは「伝わらない・響かない」
- カナダ就活では「成果・スキル」を意識したリライトが必須
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