海外での就職活動で念願の「内定」🎉をもらったあと、多くの人が安心してしまいがち。でも実は、本当の勝負はここからです。
契約書、税金、ビザ、就業条件…「内定後にやるべきこと」は意外と多く、かつ重要なポイントばかり。
この記事では、カナダを例に、内定後に確認・対応すべきチェックリストを紹介します。日本との違いも多いので、初めての海外就職の方は特に要チェック!
✅ 1. 雇用契約書(Offer Letter)をしっかり読む!
カナダでは、口頭内定のあとに「オファーレター」が届くのが一般的。そこには以下の内容が書かれているはずです:
- 職種・勤務地・開始日
- 時給や月給・残業代の有無
- 就業形態(フルタイム・パートタイムなど)
- 試用期間(通常3ヶ月)
- 福利厚生(保険・休暇など)
📌 要注意ポイント:
- "at-will employment"(解雇自由)に関する記述があるか
- 有給の発生タイミング("Vacation entitlement starts after X months" など)
- 試用期間中の待遇の違い
分からない単語や表現は必ず確認を。 ChatGPTやDeepLを使ってもOK!
🧾 2. 税務情報(SINナンバーの提出など)
カナダの場合、雇用主は従業員の税務情報を管理する義務があります。そのため、以下の書類の提出を求められることがあります:
- SIN(Social Insurance Number):カナダで働くには必須
- TD1フォーム:連邦・州の源泉徴収税額を計算するための書類
- 銀行口座情報:給与の振り込み先指定
📌 備考:
- ワーホリやポスグラの人も全員対象
- 雇用主が「SIN番号は後ででいい」と言ってきても、必ず提出は必要
📝 3. 勤務スケジュールや研修の確認
意外と見落とされがちですが、初出勤前に**「初日の時間・場所・担当者・服装」**などの詳細を確認しておきましょう。
📌 事前に聞いておくべき質問:
- 何時にどこに行けばよいか?
- 誰に声をかければよいか?
- オリエンテーションの有無
- 服装コード(服装規定)
特にリテールや飲食の場合はユニフォームの配布有無も確認を。
💸 4. 給与の支払い方法・サイクルを理解する
カナダでは、給与支払いの頻度は企業によって異なります:
- 毎週(weekly)
- 隔週(bi-weekly)
- 月2回(semi-monthly)
- 毎月(monthly)
📌 給与明細(pay stub)の形式や控除内容も要確認!
- 税金(federal/provincial)
- EI(雇用保険)
- CPP(年金)などが差し引かれます
📅 5. 休暇制度・保険の確認
福利厚生(Benefits)は、日本より会社ごとの差が大きいです。
- 年次有給(2週間〜)
- 病気休暇(Sick Leave)
- 健康保険・歯科保険(あるとラッキー)
📌 ワーホリや短期契約の場合は対象外のことも。
➡ 保険なしの場合は、自分で保険に入る必要があります(例:カナダ民間保険・日本の海外旅行保険)
🚨 6. 試用期間とパフォーマンス評価
試用期間(Probation Period)は一般的に3ヶ月。この期間中は、
- 解雇しやすくなる
- 保険や有給の対象外になる場合あり
- 定期的な評価やフィードバックが行われる
📌 何が評価対象になるか?
パフォーマンス、勤務態度、出勤率などがチェックされることが多いです。
🧠 おまけ:トラブル防止のコツ
- 書面に残す:口頭よりもメール・契約書を信頼
- 分からないことは遠慮せず聞く
- 労働基準局(Canada Labour Code)に違反してないかを調べる
- 不安なときは現地のサポート団体に相談(例:Japanabroad、各都市の日本人会など)
✍️ まとめ|内定はゴールではなくスタート!
内定をもらって終わり、ではなく、しっかり契約内容や条件を確認し、スムーズなスタートを切る準備が必要です。
✅ オファーレターを読む
✅ 税務・銀行情報を提出
✅ 初出勤の準備をする
✅ 給与・休暇・保険を理解する
✅ 試用期間の評価基準を意識する
「なんとなく」働き始めるのではなく、理解して納得した上で働くことが、カナダ就職を成功させるカギ🔑です!
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