カフェやレストランでの仕事を探している皆さん、英語での履歴書(レジュメ)作成は初めてで戸惑っていませんか?特に海外では、日本の履歴書とは形式や内容が異なるため、どう書けばいいか悩むことも多いでしょう。
ご安心ください!ここでは、カフェ・レストランの求人で採用担当者の目を引く英語レジュメの書き方を、項目ごとにわかりやすく解説します。未経験者やワーホリの方でも、あなたの強みや熱意が伝わるレジュメ作成のポイントをご紹介します。
🌟 英語レジュメ作成の基本ルール
英語レジュメは、日本の履歴書と異なり、決まった形式はほとんどありません。A4用紙1枚にまとめるのが一般的で、あなたの経験やスキルを簡潔かつ効果的にアピールすることが重要です。
- 1ページにまとめる: 基本的に職歴の浅い方や未経験者は1ページに収めましょう。
- 写真不要: 日本のように顔写真は添付しません。
- 個人情報は最小限: 生年月日、性別、国籍、既婚・未婚などの情報は記載不要です。
- 応募職種に合わせてカスタマイズ: 応募する職種やお店の雰囲気に合わせて内容を調整しましょう。
📝 レジュメの構成要素と書き方
カフェ・レストランのレジュメに必要な項目と、それぞれの書き方のポイントです。
1. Contact Information(連絡先)
レジュメの冒頭に配置します。
- [Your Full Name] (氏名)
- [Phone Number] (電話番号)
- 国際番号を含めて記載します(例: +81 90-XXXX-XXXX または現地の電話番号)
- [Email Address] (Eメールアドレス)
- [City, Province/State, Country] (居住地)
- 番地などの詳細は不要です。例: Vancouver, BC, Canada
2. Summary / Objective(要約 / 目標)
レジュメの顔となる部分です。あなたの強み、経験、そして応募職種への意欲を2〜3文で簡潔にまとめます。
- Summary(要約): 経験がある方向け。これまでのキャリアを簡潔にアピール。
- 例: "Energetic and customer-focused individual with 3 years of experience in fast-paced cafe environments. Proven ability to provide excellent service, manage cash, and maintain cleanliness. Seeking a Barista position at [Restaurant/Cafe Name] to contribute to a positive customer experience." (活発で顧客中心の個人で、3年間のカフェでの実務経験あり。優れたサービス提供、レジ管理、清潔さ維持の実績あり。ポジティブな顧客体験に貢献するため、[お店の名前]でのバリスタ職を希望しています。)
- Objective(目標): 未経験者やキャリアチェンジの方向け。この職種で何を達成したいかを伝える。
- 例: "Highly motivated and enthusiastic individual seeking an entry-level position at [Restaurant/Cafe Name]. Eager to learn all aspects of cafe operations and committed to providing friendly service in a dynamic team environment." ([お店の名前]での未経験者向けポジションを希望する、非常にやる気と熱意のある個人。カフェ運営のあらゆる側面を学ぶことに熱心で、活気あるチーム環境で親切なサービスを提供することに尽力します。)
3. Skills(スキル)
応募職種に関連するスキルを箇条書きで分かりやすくまとめます。
- Soft Skills(対人スキル):
- Customer Service (顧客サービス)
- Teamwork (チームワーク)
- Communication (コミュニケーション)
- Problem-solving (問題解決能力)
- Time Management (時間管理)
- Adaptability (適応能力)
- Hard Skills(専門スキル):
- POS Systems (POSシステム操作)
- Cash Handling (レジ対応・現金取扱)
- Barista Skills (バリスタスキル: latte art, espresso making, milk steamingなど具体的に)
- Food Preparation (簡単な調理、フードプレパレーション)
- Inventory Management (在庫管理)
- Cleaning & Sanitation (清掃・衛生管理)
- Languages(言語):
- Japanese (Native)
- English (Conversational / Business Fluency)
4. Work Experience(職務経歴)
過去の職務経験を新しい順に記載します。アルバイト経験でも構いません。
- [Job Title] (役職名)
- [Company Name], [City, Country] (会社名、都市、国)
- [Start Date] – [End Date] (勤務開始日 – 終了日)
- 箇条書きで責任や実績を記述:
- 動詞から始め、具体的な成果や責任を簡潔に表現します。
- 例:
- "Provided excellent customer service to over 100 customers daily." (毎日100人以上の顧客に優れたサービスを提供)
- "Managed cash transactions and balanced till accurately." (現金の取引を管理し、レジの締め作業を正確に実施)
- "Prepared a variety of coffee beverages as a barista, ensuring quality and consistency." (バリスタとして様々なコーヒー飲料を調製し、品質と一貫性を確保)
- "Assisted with food preparation and kept kitchen area clean." (調理補助を行い、キッチンエリアを清潔に保った)
- "Trained new staff on opening and closing procedures." (新規スタッフに開店・閉店の手順を指導)
5. Education(学歴)
最終学歴を新しい順に記載します。
- [Degree/Program Name], [Major] (学位/プログラム名、専攻)
- [University/School Name], [City, Country] (大学名/学校名、都市、国)
- [Graduation Year] (卒業年)
- 在学中の場合は "Expected [Year]"
6. Certifications & Training (任意)(資格・トレーニング)
もし関連する資格やトレーニングがあれば記載します。
- Food Safe Certification (食品衛生責任者などの資格)
- First Aid Certification (応急処置の資格)
- Barista Training Course (バリスタトレーニングコース)
✏️ 作成のヒントと注意点
- キーワードを取り入れる: 求人情報に記載されているキーワードをレジュメ内に含めると、採用担当者の目に留まりやすくなります。
- 動詞から始める: 職務経歴では、"Managed," "Provided," "Assisted," "Trained" など、強い動詞で実績を表現しましょう。
- 具体的な数字を使う: 「多くの顧客」よりも「1日100人以上の顧客」のように、可能な限り具体的な数字で成果を示しましょう。
- 校正は必須: スペルミスや文法ミスがないか、何度も見直し、可能であればネイティブスピーカーにチェックしてもらいましょう。
- PDFで保存: ファイル形式はPDFが一般的です。レイアウトが崩れず、どんな環境でも同じように表示されます。
- カバーレターもセットで: 応募する際は、レジュメと合わせてカバーレターを提出するのが一般的です。カバーレターで、なぜこのポジションに応募したのか、そしてあなたのどのようなスキルや経験が活かせるのかを具体的に伝えましょう。
このガイドが、あなたのカフェ・レストランでのアルバイト探しに役立つことを願っています。自信を持って、あなたの魅力をアピールしてくださいね!
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