カナダでレストランやバーの仕事を探していると、「Serving It Right」という言葉を見かけることがあります。これは、ブリティッシュコロンビア州（BC州）でお酒を提供する仕事に就くうえで、とても重要な資格です。

この記事では、Serving It Rightとは何か、どんな人が必要なのか、どうやって取得するのかなど、就活に役立つポイントをわかりやすくまとめました。

 ❓ Serving It Rightってどんな資格？

Serving It Rightは、お酒を安全かつ責任を持って提供するための知識を学ぶオンライン講座です。BC州内でお酒を扱うあらゆる飲食業のスタッフが対象で、法律やマナー、トラブル時の対応方法などを身につけることができます。

特に、酔っているお客さんへの対応や、未成年への提供を避けるための確認方法など、現場で実際に役立つ知識が多く含まれています。

 🍺 どんな仕事で必要になるの？

Serving It Rightは、レストランのホールスタッフやバーテンダーだけでなく、マネージャーやイベントでお酒を扱うスタッフなど、幅広い職種で求められています。

たとえば、以下のような職場で働く予定がある場合は、取得しておいたほうが安心です。

・レストラン
 ・パブやバー
 ・ナイトクラブ
 ・フードイベントやフェスティバル
 ・ホテルの飲食部門

面接時に「Serving It Rightは持っていますか？」と聞かれるケースも少なくありません。

 ⚠️ 取得しないと働けないの？

お酒を提供する業務に関わる場合、Serving It Rightは基本的に必須です。持っていなくても面接は受けられますが、「採用後すぐに取得してください」と言われることが多いです。

逆に、あらかじめ取得しておくことで「やる気がある」「現場にすぐ入れる」と見なされ、採用のチャンスが広がります。

 💻 取得方法と流れ

Serving It Rightは、インターネット上で誰でも簡単に取得できます。次のような流れで進めます。

費用はおよそ35ドルで、所要時間は2〜3時間ほど。スマートフォンやパソコンから気軽に受講できます。しかも、一度取得すれば有効期限はなく、一生使える資格です。

公式サイトはこちらからアクセスできます：
 https://www.responsibleservicebc.gov.bc.ca/

 🌍 他の州ではどうなる？

Serving It RightはBC州に限定された資格です。他の州で働く場合は、それぞれ異なる資格が必要です。

例えば、オンタリオ州では「Smart Serve」、アルバータ州では「ProServe」という名前で、同様の内容を学べる制度があります。州ごとにルールが違うので、引っ越しや州をまたいでの就活を考えている人は注意が必要です。

 📌 就活へのメリット

Serving It Rightを持っていると、履歴書にも書けるし、面接時の印象も良くなります。特に忙しいレストランやバーでは、即戦力になれる人が好まれるため、持っているだけで他の応募者と差がつきます。

また、取得の難易度もそれほど高くなく、英語が苦手な人でも内容は比較的シンプルです。テストも複数回受けられるので、安心して挑戦できます。

 ✅ まとめ

Serving It Rightは、カナダのBC州でレストランやバーの仕事をするなら、必ず知っておくべき資格です。特にお酒を扱う職場では、ほぼ必須と言ってよいでしょう。

オンラインで手軽に取得でき、一度取れば一生使える資格なので、就活前に取っておくのがおすすめです。

これからカナダで働こうと考えている方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

関連記事
レストラン就活で必要？Smart Serveって何？【カナダ/オンタリオ州】
レストラン就活で必要？ProServeって何？【カナダ/アルバータ州】