希望年収を聞かれたときの答え方(英語例あり)

海外就職や転職活動で避けて通れない質問のひとつが、「希望年収(Salary Expectation)」について聞かれることです。

日本では面接の最後に軽く聞かれる程度か、オファー後に交渉するケースが多いですが、海外では書類応募時や一次面接の段階で聞かれることもあります。

この記事では、希望年収に関する基本的な考え方、答えるときの英語フレーズ例、避けるべきNGパターンなどをまとめました。


 ❓ なぜ希望年収を聞かれるのか?

企業側は以下のような理由でこの質問をします:

  • 予算内に収まる候補者か確認するため

  • 候補者の自己評価を知るため

  • 年収交渉を効率的に進めるため

そのため、あまりにも現実離れした金額や曖昧な回答は、選考に影響することもあります。


 📌 回答の基本方針:3つの選択肢

 💵 1. はっきり金額を提示する(調査済みの場合)

業界水準や現地の相場を調べたうえで、「この職種ならこのくらい」と自信を持って伝えられると好印象です。

例:
"Based on my research and experience, I'm looking for a salary in the range of $70,000 to $80,000."

 💰 2. レンジを提示する(交渉の余地を残す)

希望の下限と上限を伝えることで、相手に柔軟さと現実性を示すことができます。

例:

"I’m open to discussing a salary in the range of $60,000 to $70,000, depending on the overall compensation package."
 
⏳ 3. まだ決めていないと伝える(初期段階の場合)


市場調査や業務内容の詳細が不明な場合は、無理に答えずに「ポジション内容を理解してから」と伝えるのもありです。

例:

"I’d like to learn more about the role and responsibilities before discussing salary expectations."
 
⚠️ NGな答え方とその理由

  • 「おまかせします」 → 主体性がない印象に。

  • 「いくらでもいいです」 → 安く扱われるリスクあり。

  • 相場を無視した高額すぎる要求 → 調査不足と思われる。


 🧾 年収以外の条件も考慮に入れよう

海外では「Base Salary」だけでなく、福利厚生やボーナス、バケーション日数、リモート制度などを含めた「Total Compensation」で交渉されるのが一般的です。

例:

"I’m looking at the total compensation package, including benefits, time off, and growth opportunities."
 

✅ まとめ

希望年収の質問は、あなたの価値をアピールするチャンスでもあります。

事前にリサーチをし、自分の経験やスキルに合った金額を冷静に伝えられるように準備しておきましょう。

明確かつ柔軟な回答ができれば、面接官にプロフェッショナルな印象を与えることができます。

あなたの希望年収、準備はできていますか?

この記事を参考に、自信を持って答えられるようにしましょう!