旅行・観光業界における最大級のイベントといえば ITB Berlin(Internationale Tourismus-Börse Berlin)。
「観光業界のワールドカップ」とも呼ばれ、毎年世界中から旅行関係者が集まる国際展示会です。
旅行業界での就職や面接を考えるなら、ITB Berlinを知っているかどうかは業界理解を測るひとつの基準になります。
✨ ITB Berlinとは?
観光局、航空会社、ホテルチェーン、旅行会社、観光テクノロジー企業など、旅行に関わるあらゆる業種が出展。
新しい観光商品やテクノロジーの発表も多く、旅行業界の未来を占う場ともいえます。
🌍 出展者・参加者の特徴
- 観光局:国や地域が自国の観光プロモーションを展開
- 航空会社・鉄道会社:新しい路線やサービスを発表
- ホテル・リゾート:宿泊商品やブランド戦略を紹介
- 旅行会社・ツアーオペレーター:新商品の商談
- テクノロジー企業:オンライン予約システムや旅行関連アプリを発表
つまり、ITB Berlinは「観光業界の総合展」。
留学業界のICEFやEAIEに比べても、旅行・観光分野の広がりが圧倒的です。
💡 ITB Berlinの主なセクション
- ITB Convention(ITBコンベンション)
- 世界の観光トレンドや市場予測を発表するカンファレンス
- サステナブルツーリズム、デジタル化、観光とAIなどが主要テーマ
- 出展パビリオン
- 各国の観光局が国旗カラーや民族衣装で自国をアピール
- 「世界旅行が1か所で体験できる」雰囲気
- 商談・ネットワーキング
- B2Bの出会いの場として重要
- 新しい提携・パートナーシップがここから生まれる
📍 過去の開催都市・歴史
ITBは1966年、ドイツ・ベルリンでスタートしました。
以来ベルリンを本拠地としつつ、アジアや南米でもスピンオフ展が行われています。
- ITB Asia(シンガポール)
- ITB China(上海)
- ITB India(ムンバイ)
世界各地で開催されることで、旅行業界のグローバルネットワークがますます拡大しています。
🎯 面接での活かし方
ITB Berlinの知識を持っていると、面接で次のようにアピールできます。
- 業界の最新トレンドを追っている人材 → サステナブルツーリズムやデジタル化を話題にできる
- グローバルな視点を持っている人材 → 「ITB Berlinは観光局・航空・ホテル・旅行会社など旅行業界の総合展」だと説明できる
- ネットワーク構築の重要性を理解している人材 → 商談やB2Bの価値を説明できる
面接では「留学業界のICEFに対して、旅行業界ではITB Berlinが同じくらい重要な位置づけ」と例えるのも効果的です。
📝 まとめ
ITB Berlinは、旅行・観光業界最大級の展示会であり、業界全体の未来を映し出す場です。
- 世界最大級の旅行イベント(参加国180以上)
- 観光局から航空・ホテル・旅行会社・ITまで幅広い分野が参加
- サステナビリティやデジタル化などの最新テーマを共有
- 面接で話せば「業界を理解している人材」として差別化できる
旅行業界を目指すなら、「ITB Berlinを知っている」こと自体が武器になります。
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