海外の職場で働く上で、お客様からのクレーム対応は避けて通れない場面の一つです。英語でのクレーム対応は、特に英語に自信がないと緊張するものですが、適切なフレーズと落ち着いた態度で対応すれば、お客様の不満を解消し、お店の印象を守ることができます。
ここでは、海外の職場でクレーム対応をする際に役立つ、シンプルながらも効果的な英語フレーズをご紹介します。
1. 👂 まずは謝罪と傾聴
お客様の不満を聞き、共感を示すことが第一歩です。
- "I'm so sorry about that." (大変申し訳ございません。)
- "I apologize for the inconvenience." (ご不便をおかけして申し訳ございません。)
- "I understand your frustration." (お気持ちはよく分かります。)
- "Please tell me what happened." (何がございましたか、お聞かせください。)
- "Could you please explain the situation?" (状況を説明していただけますか?)
- "I'm listening." (お伺いしております。)
2. 🔍 状況確認と情報収集
問題の具体的な内容を把握するために、質問をして情報を集めます。
- "What exactly is the problem?" (具体的に何が問題でしょうか?)
- "When did this happen?" (いつ起こりましたか?)
- "Could you show me [the item/the receipt]?" ([商品/レシート]を見せていただけますか?)
- "Is there anything else I can help you with?" (他に何かお手伝いできることはございますか?)
- "So, just to confirm, [rephrase the problem]?" (確認ですが、つまり[問題の内容を言い換える]ということでしょうか?)
3. 💡 解決策の提案
問題に応じて、可能な解決策を提案します。
- "We can offer you a full refund." (全額返金させていただきます。)
- "We can exchange it for a new one." (新しいものと交換させていただきます。)
- "I can offer you a discount on your next purchase." (次回のご購入時に割引をさせていただきます。)
- "Let me get my manager for you." (マネージャーをお呼びいたします。)
- ポイント: 自分で解決できない、または判断に迷う場合は、すぐに上司に報告・相談することが重要です。
- "We will fix this right away." (すぐに修正いたします。)
- "How can we make this right for you?" (どのようにすれば、お客様にご満足いただけますでしょうか?)
4. ✅ 解決後の確認と感謝
問題が解決した後も、お客様への配慮を忘れずに。
- "Is everything okay now?" (これでよろしいでしょうか?)
- "I hope this resolves the issue." (これで問題が解決することを願っております。)
- "Thank you for your understanding." (ご理解いただきありがとうございます。)
- "Thank you for bringing this to our attention." (この件をお知らせいただきありがとうございます。)
- ポイント: クレームは改善の機会でもあるため、感謝の意を伝えることも大切です。
5. 🙅♀️ 避けたい表現
クレーム対応で使ってはいけない、または避けるべき表現です。
- "It's not my fault." (私のせいではありません。)
- "You're wrong." (それは違います。)
- "Calm down." (落ち着いてください。)
- "I don't know." (分かりません。)
- ポイント: 分からなくても、「I'll find out for you.(調べてまいります)」や「Let me ask my manager.(マネージャーに聞いてみます)」のように、解決しようとする姿勢を見せましょう。
💡 クレーム対応の心構え
- 落ち着いて対応する: お客様が感情的になっていても、あなたは冷静さを保ちましょう。
- 共感を示す: お客様の気持ちに寄り添う姿勢を見せることが大切です。
- 責任感を持つ: たとえ自分のミスでなくても、お店の一員として問題解決に尽力する姿勢を見せましょう。
- 正直に、しかし丁寧に: 嘘をつかず、事実を伝えつつも、失礼のない言葉遣いを心がけましょう。
- 上司への報告: 自分で解決できない場合は、必ず上司に報告し、指示を仰ぎましょう。
これらのフレーズと心構えがあれば、英語でのクレーム対応も乗り越えられるはずです。お客様の不満を解消し、お店の信頼を守るために、ぜひ活用してくださいね。
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