【海外就活】バイトを辞めるときの英語の言い方とマナー

【海外就活】バイトを辞めるときの英語の言い方とマナー
海外でのアルバイト経験は、あなたのキャリアにとって大きなプラスになりますよね。しかし、次のステップに進むためには、今のアルバイトを円満に辞めることが重要です。日本では「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、英語圏にも同様に、プロフェッショナルな別れ方のマナーがあります。

ここでは、海外のアルバイトを辞める際の英語での伝え方と、押さえておくべきマナーを解説します。


1. 📢 辞意を伝えるタイミングと方法


辞意を伝えるタイミングと方法は、その後の人間関係やリファレンス(推薦状)にも影響します。

a. 十分な事前通知(Notice Period)を出す

  • 基本: ほとんどの国や雇用契約では、辞める際に**2週間(Two Weeks' Notice)または1ヶ月(One Month's Notice)**の事前通知期間を設けるのが一般的です。これは、あなたが辞めた後の人員補充や引き継ぎのために必要な期間です。

  • 確認: 雇用契約書(Employment Contract)や職場の規則(Company Policy)を確認し、必要な通知期間を遵守しましょう。もし契約がない場合でも、最低2週間前には伝えるのがマナーです。

  • 注意点: 突然辞めたり、通知期間を守らなかったりすると、職場の迷惑になるだけでなく、将来のリファレンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

b. まずは対面で伝える

  • 理想: 上司には、まずは対面で直接辞意を伝えるのが最も丁寧な方法です。忙しい時間帯を避け、アポイントメントを取って話すのが良いでしょう。

  • 伝え方: 「I'd like to talk to you about something important. Do you have a moment?」などと切り出し、辞職の意思と、これまでの感謝を伝えます。

c. 正式な書面を提出する(Resignation Letter)

  • 必須: 口頭で伝えた後でも、必ず**辞職届(Resignation Letter)**を提出するのが一般的です。これは、退職の公式な記録となり、誤解を防ぎます。

  • 例文: 後述の「辞職届(Resignation Letter)の書き方」を参考にしてください。


2. 📝 辞職届(Resignation Letter)の書き方【例文あり】


辞職届は簡潔でプロフェッショナルな内容が求められます。

必須項目

  • 日付 (Date)

  • 受取人の氏名と役職 (Recipient's Name and Title)

  • あなたの氏名と役職 (Your Name and Title)

  • 退職の意思表明 (Statement of Resignation)

  • 最終勤務日 (Last Day of Employment)

  • 感謝の言葉 (Expression of Gratitude)

  • 引き継ぎへの協力意思 (Offer to Assist with Transition)

  • あなたの署名 (Your Signature)

例文

[Your Name]
[Your Address]
[Your Phone Number]
[Your Email]

[Date]

[Hiring Manager's Name]
[Hiring Manager's Title]
[Company Name]
[Company Address]

Dear [Mr./Ms./Mx. Last Name],

Please accept this letter as formal notification that I am resigning from my position as [Your Job Title] at [Company Name]. My last day of employment will be [Your Last Day - e.g., two weeks from now, or one month from now].

I would like to express my sincere gratitude for the opportunity to have worked at [Company Name]. I have truly valued my time here and appreciate the experience I've gained, especially [mention one or two specific things you learned or enjoyed, e.g., "working with such a supportive team" or "learning about X and Y"].

I am committed to ensuring a smooth transition during my departure. I am happy to assist in training my replacement and completing any outstanding tasks.

Thank you again for everything. I wish you and [Company Name] all the best in the future.

Sincerely,

[Your Signature (if submitting a hard copy)]

[Your Name]

【日本語訳】

[あなたの名前] [あなたの住所] [あなたの電話番号] [あなたのメールアドレス]

[日付]

[採用マネージャーの名前] [採用マネージャーの役職] [会社名] [会社の住所]

[Mr./Ms./Mx. 姓]様

[会社名]の[あなたの役職]の職を辞任する正式な通知として、この手紙を受領ください。私の最終勤務日は[あなたの最終勤務日 - 例:2週間後、または1ヶ月後]となります。

[会社名]で働く機会をいただけたことに心から感謝申し上げます。ここで過ごした時間を本当に大切に思っており、[例えば「このような協力的なチームと働けたこと」や「XとYについて学べたこと」など、学んだことや楽しかったことを1、2点挙げる]など、得られた経験に感謝いたします。

私は退職にあたり、円滑な引き継ぎを確実に行うことに尽力いたします。後任者のトレーニングや未完了の業務の完了を喜んでお手伝いさせていただきます。

改めて、すべてに感謝いたします。[会社名]と皆様の今後のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具

[あなたの署名(書面で提出する場合)]

[あなたの氏名]


3. 🤝 円満退職のためのマナーと行動


辞める際も、プロフェッショナルな態度を保ちましょう。

a. 退職理由をポジティブに伝える

  • NG例: 「給料が低い」 「人間関係が悪い」など、ネガティブな理由。

  • OK例: 「新しいキャリアに挑戦したい」 「スキルアップのため」「別の分野に興味がある」など、前向きな理由を伝えましょう。たとえ不満があったとしても、それを口に出すのは避け、感謝の気持ちを伝えるようにします。

b. 引き継ぎを丁寧に行う

  • あなたの後任者がスムーズに業務に入れるよう、引き継ぎ資料の作成や口頭での説明に協力しましょう。

  • 最後まで責任を持って業務をこなし、未完了の仕事は可能な限り片付けてください。

c. 同僚への感謝を伝える

  • 上司だけでなく、一緒に働いた同僚にも、感謝の気持ちを伝えましょう。

  • 最終日には、簡単な挨拶をする時間を取り、良好な関係を保ったまま職場を去ることが大切です。

d. ネガティブな発言は避ける

  • 辞めることが決まっても、職場の不満や悪口を言わないようにしましょう。あなたの評判を落とすだけでなく、他の従業員にも悪影響を与えます。

e. リファレンスを依頼する(任意)

  • もし次の職探しで推薦状が必要な場合、退職前に上司や良好な関係を築けていた同僚にリファレンス(Reference)になってくれるか依頼しておくと良いでしょう。その際、「円満退職」であることが非常に重要になります。

ワーホリでの貴重な就労経験を、良い形で締めくくり、次のステップへと繋げてくださいね!


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